ブレードランナー2049
1980年代生まれのため、前作のリドリー・スコットのブレランに思い入れが無い、すみません。ただブレランに影響を受けたコンテンツには、たくさん親しんできたように思う。攻殻機動隊とか、ロックマンXとか。もし前作に思い入れがあれば、見方はもっと違ったものになっただろう。たとえば、閃光のハサウェイが来年アニメになるとしたら、とんでもなくテンションが上がるだろうから。
そんなこんなで、何らかの義務感から鑑賞した本作、ごめんなさい……なんとも言えなかったです。同じ監督の『メッセージ』でも寝落ちしてしまったので、相性が悪いのかもしれない。
ひとつだけ。サイバーパンクのビジュアル表現が、更新されたり発展したりしていない件については、明確に不満を持った。前作への強いリスペクトから(色々な意味で)美しい未来都市が描かれているが、そこに新しい表現への挑戦は無いように感じられた。穿ち過ぎだろうか。(四〇〇)